念願の地方公演に出るヨ

2016年1月17日更新


 2月は大衆演劇の門戸竜二一座に加わって、地方巡演に出る。芝居が山本周五郎原作「泥棒と若殿」より脚本・演出小島和馬の「人情 めし炊き物語」で、僕は若殿づきのまかない親爺与八と藩重役の二役をもらった。第一場で町人、第六場で武士になる勘定だ。主演の若殿は門戸竜二、泥棒にあご勇で、何度も一緒の舞台に立った安藤一人、昨年2月の劇団若獅子公演「歌麿」で共演した森朝子が一緒だ。

 ところで巡演先だが21314日が千葉の神崎ふれあいプラザ、22日が大阪・松原文化会館、232425日が名古屋・北文化小劇場、2728日が東京・中目黒のキンケロシアターの10回公演。隙間は東京へ戻るが、場所を変えて連日というケースもあり、初体験がどんなふうになるのかドキドキものだが、生来楽天的な僕は「ま、流れに任せて・・・」と、それなりの決心をしている。

 門戸竜二との縁は川中美幸公演ほかでよく顔を合わせ、昨年4月の三越劇場、名取裕子主演の「居酒屋お夏」で一緒の時に「年寄りの役者が必要な時は是非!」と売り込みをした。マネージャーなしの個人営業なのだが、近ごろは冗談まじりにそんなことも出来るようになった。

門戸竜二奮闘公演