7月に、何と芝居を2本やる!

2016年7月3日更新


この夏は何と、たて続けに2つの舞台に出演する。恒例の「東宝現代劇75人の会」公演と、今度が2回目のご縁の「路地裏ナキムシ楽団」公演。双方7月中のことだから、梅雨なんぞそこ退け!のけいこに汗だくになっている。

 

★東宝現代劇75人の会第30回公演「坂のない町-深川釣船橋スケッチ-」(脚本/横澤祐一、演出/丸山博一)76日(水)~10日(日)深川江戸資料館小劇場。

舞台は深川の"女性専用"を誇称するアパート。そこに三遊亭円朝の孫を探す2人組が乱入する。居合わせるのはアパートの大家と内縁の妻の管理人、痴呆気味の老婆、娘に捨てられたらしい中年の母親ら。次々に登場するのが管理人の妹と養子夫婦、老落語家、大家の幼なじみの不動産屋に大家の愛人が2人ほど。僕は彼や彼女らのてんやわんやに、しばしば首を突っ込む民生委員だ。

「水の行く方」「芝翫河岸の旦那」「深川の赤い橋」に続く横澤の書き下ろし"深川シリーズ"の4作目。例によって一風変わった善人たちが織りなす下町ドラマで、昭和の人情と風物が交錯、けいこ場でも笑いが絶えず、時にしんみりの名場面がある。

出演は内山恵司、丸山博一、巌弘志、鈴木雅、村田美佐子、柳谷慶寿、高橋ひとみ、菅野園子、高橋志麻子、古川けい、大石剛、下山田ひろの、仲手川由美とベテラン揃い。2009年の「浅草瓢箪池」で初参加した僕はそれから7年目の新米。

幕明けに作者横澤が、円朝に扮して一席・・・というのも見ものだ。

公演日程は76日(1500~)7日(1300~)8日(1300~、1900~)9日(1300~、1800~)10日(1300~)の5日間7公演。

坂のない町-深川釣船橋スケッチ-01

坂のない町-深川釣船橋スケッチ-02

★路地裏ナキムシ楽団第七泣き「オンボロ観覧車」(作・演出/路地裏ナキムシ楽団)722日(金)~24日(日)下落合TACCS1179

こちらは6人組バンドと役者たちが、同じ舞台に共存、協演する新機軸パフォーマンス。この日で閉演する下町の遊園地を舞台に、若者たちの悲喜劇が展開する。登場するのは交通事故死した青年の幽霊と生き残った恋人、遊園地の広報担当と掃除員、メンテナンス担当の職人父娘と弟子、アイドル歌手、スリの父子とそれを追う刑事などで、僕の役は何やらいわくありげなお掃除おじさん。そんなキャラクターたちが泣き笑いのエピソードを積み上げ、それぞれにバンドのオリジナルがナマでからむ。中盤、遊園地のアトラクション仕立てで、バンドがやるライブも人気だ。

バンドは「たむらかかし」(Vo&A.G)「ハマモトええじゃろ」(Vo&P)「暮らしが四畳半」(Vo&A.G)「カト・ベック」(E.G)「アンドレ・マサシ」(Bass)「遠藤若大将」(Drum)で、妙なステージネームはシャレッ気。役者は」藍沢彩羽、天野耶依、原田里佳子、井口千穂の女性陣に橋本幸坪、千年弘高、押田健史、田村慎吾、上村剛史、小島督弘、小森薫と僕で、僕が一人で平均年齢を激しく上げている。

上演日程は722日(1900~)23日(1400~、1900~)24日(1100~、1400~)の3日間5公演。チケットはアッという間に完売、2411時開演分を追加公演にしたが、さて、間に合うかどうか・・・。

オンボロ観覧車01

オンボロ観覧車02