小西良太郎のカラオケ談義

2021年11月27日更新


思い出写真と俳句と星野記念館

殻を打ち破れ237回   山口県周防大島の星野哲郎記念館が、面白い企画をやる。館内の写真パネルを大幅に入れ替えるのだが、その1枚ずつに追悼の俳句を一句ずつ添えることにした。詠み手は星野の後輩の作家勢で、長く「虎ノ門句会」で腕を競う面々。掲げられる写真は24枚で、ありし日の星野の姿が収めら・・・

ファン会報にもいろんなものが見える!

殻を打ち破れ236回   井上由美子はコロナ対応のワクチン「モデルナ」の2回目の接種を受けた。副反応が強いと聞いたので、OS-1や頭痛薬を用意したのが8月10日。12日にチクッとやったが、翌日ドカンと来た。体中が痛い、頭が割れそう、体温はみるみるうちに39.2度。しかし一夜あけた14日、・・・

混惑の時代のパリ祭と加藤登紀子

殻を打ち破れ235回  「そうか、来年でもう60回か。俺、日比谷野音の第1回から見てる。感慨深いなぁ」  「その第1回に出演した方、もう誰も居ません。主宰者の石井好子さんをはじめ、皆さん亡くなってしまって…」  7月14日夕、渋谷・オーチャードホールで開かれた「パリ祭」の開演前、窪田豊プ・・・

山崎ハコの辛い胸中を聴いた

殻を打ち破れ234回  ステージに上がる踏み台が3、4歩分。  ≪ここでふらついたら、ヤバイよな…≫  と、腹筋に力をこめた。背後の客席には知った顔がそこそこ。年は年にしても彼らには「やっぱり年だな」と思われたくない。  ステージ正面にギタリスト安田裕美の遺影。形通りに献花する。不謹慎な・・・

熟女トリオと三山ひろしを観た!

殻を打ち破れ233回    JR中野駅のホーム午後2時20分過ぎ、下りのエスカレーターの列に加わってふと思った。この行列はおそらく、その後右折して改札口へ向かうだろう。ニヤニヤしながらついて行くと、熟女集団の行動はその通りになった。目指すは中野サンプラザ。この日6月3日の午後3時から「三・・・

寺本幸司が音楽生活を総括した!

殻を打ち破れ232回  ≪「ドキュメンタリー青春」なぁ、当時田原総一朗が仕切ってたシリーズで、テレビ東京の人気番組だった。戦闘的な語り口が若者に受けていた…≫  友人の寺本幸司が上梓した「音楽プロデューサーとは何か~浅川マキ、桑名正博、りりィ、南正人に弔鐘は鳴る」(毎日新聞出版刊)を読ん・・・

え? 昭和の美智也&令和のこうへい?

殻を打ち破れ231回  3月15日、東京・関口台のキングレコード・スタジオへ出かけた。秋元順子の新曲『いちばん素敵な港町』と『なぎさ橋から』の編曲打合わせ。作曲した杉本眞人とアレンジャー宮崎慎二が話し合うあれこれをプロデューサーの僕はニコニコ聞いている。大病克服中の作詞者喜多條忠は所用で・・・

林あまりと満月を見た!

殻を打ち破れ230回  2021年2月27日(土)午後4時30分、所は東京・明治座の1階席正面11列25番に、僕は居た。そこから左へ3席ほど空いて、林あまりが居る。歌人で演劇評論家、大学の先生で敬虔なクリスチャンという才媛。30年近いつきあいの僕らが、並んで向き合った舞台は「坂本冬美芸能・・・

春奈かおりに、いい歌が出来た!

殻を打ち破れ229回  その娘とはしばし顔を合わせていた。笑顔がよくて物腰てきぱき。初対面からごく自然な愛嬌があり、長くつき合ってもなれなれしくはならない。人づき合いがいいバランスの彼女を、親友の歌手新田晃也は「俺の弟子です」と、事もなげに言った。  その人・春奈かおりが、久々の新曲を出・・・

僕も桑田の「術中」にはまった!

殻を打ち破れ228回  何しろ歌い出しから、主人公は「土の中」なのだ。死者をしのぶ歌は数多くあり、決して歌謡曲のタブーではないが、こうまでズバッと来ると、どうしてもドキッとする。タイトルがタイトルだから、多少身構えてはいるにしろだ。  坂本冬美の新曲『ブッダのように私は死んだ』についてな・・・