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新歩道橋

2020年10月25日更新


新歩道橋1090回

 《2月公演から214日ぶりの舞台だって。そりゃ拝見せねばなるまい...》 僕がいそいそ新宿の紀伊國屋サザンシアターへ出かけたのは9月30日のこと。24日が初日の劇団民芸公演「ワーニャ、ソーニャ、マーシャ、と、スパイク」(クリストファー・デュラング作、丹野郁・・・

新歩道橋1089回

 地方の友人から、よく電話がかかって来る。 「テレビ、見たよ、元気そうで何より。一度遊びに来ませんか。仲間を集めるから、一杯やろうよ」 北海道や山形、島根だの屋久島だのからのものである。久しぶりの連絡のきっかけは、BSテレビ各局の〝昭和の歌回顧番組〟で、僕はそ・・・

新歩道橋1088回

 「白雲の城」をガツンと決めた。9月、明治座の氷川きよしだが、気合いの入り方が半端ではない。音域も声のボリュームもめいっぱいの〝張り歌〟で、それが客席に刺さって来る。「気合い」かと思ったがそれを越えて、伝わったのは「気概」の圧力と訴求力だった。 《うむ、なか・・・

新歩道橋1087回

 《弾き語りっていいね!》 である。9月2日午後、浅草公会堂で五木ひろしを聴いたが、これがまず第一の実感だった。「ITSUKIモデル弾き語りライブ」「今できること、ソーシャルディスタンスコンサート」がキャッチコピーのイベント。コロナ禍まっ最中だから、観客はマ・・・

新歩道橋1086回

 おや、五木ひろし、ずいぶん若造りだが、結構似合ってるじゃん。ジーンズにスニーカー、手首まくりの青シャツに薄手のセーター肩にかけ、袖を胸もとで結んで、あぐらの左膝を立ててニッコリである。アルバムのジャケットだが、タイトルが「演歌っていいね!」と来た。長いこと・・・

新歩道橋1085回

 「マザコンだからねえ」 とほめたつもりなのに「吾亦紅」を歌った直後の歌手すぎもとまさとは、作曲家杉本眞人の顔になって肩をすくめた。この曲を彼はもう何万回歌ったことだろう。ほとんど無心で歌える境地だろうが、サビの、 〽あなたに、あなたに謝りたくて... の個・・・

新歩道橋1084回

 友人の境弘邦にさっそく電話をした。 「届いたよ、読み返してるけど面白い。各章各節ごとに頭のツカミがしっかりしてエピソード仕立てだ。これじゃ俺の商売あがったりだよ」 と言ったら、声まで笑顔のリアクションは、 「あっちこちから電話がかかりっぱなしで、応対にいと・・・

新歩道橋1083回

 会場の座席番号と姓名、連絡先を渡して来た。6月28日のことで、この原稿を書いているのが7月8日だから、あれから10日経つ。まだ何の連絡もないから、とりあえず無事か。同じような感想を持つ人々も多かろうが、いやいや...とまだ警戒心を維持するのは、歌手加藤登紀・・・

新歩道橋1082回

 テーブルの上を透明のアクリル板が横切っている。その向こう側にいる女性は、フェース・シールドにマスク、おまけに眼鏡までかけているから、誰なのか判然としない。と言っても、僕は居酒屋に居るわけではない。僕もマスクをつけたままだし、向き合う女性の右側に居る青年もマ・・・

新歩道橋1081回

 作詞家星野哲郎は今年、没後10年になる。あのしわしわ笑顔に会えなくなって、もうそんな年月が経ったのか! と、ふと立ち止まる感慨がある。その星野の未発表作品が出て来た。徳久広司が曲をつけ西方裕之が歌った「出世灘」と「有明の宿」のカップリング。2作とも温存され・・・
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