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新歩道橋

2018年9月22日更新


新歩道橋939回

 《集団就職列車なあ...》 作詞家坂口照幸と話していて、ふと胸の詰まる思いをした。2月19日「USEN・昭和チャンネル」の録音でのことだ。彼は長崎・松浦市からその列車に乗って、名古屋へ出たと言う。昭和30年代、列車は全国の地方から都会を目指した。中学を卒業・・・

新歩道橋938回

 せっせと成田へ通っていた。といっても2月に入って毎日のことだから、決してゴルフではない。大衆演劇の若い座長・門戸竜二の奮闘公演に加えて貰ってのけいこである。門戸とはいくつもの川中美幸公演や昨年の三越劇場「居酒屋お夏」(名取裕子主演)などで一緒になった旧知。・・・

新歩道橋937回

 ゴルフの初打ちは、1月19日に葉山国際でやった。大雪騒ぎの最中だったが、湘南は雪もなく晴天。そのかわり大風で、打球が舞い上がり、フェアウェーを横切ってOBゾーンへ消える。寒さに震え、こごえる手に息を吹きかけながら、何とか完走したのは小西会の物好き2組ほど。・・・

新歩道橋936回

  作詞家の石原信一が大きめで真っ赤な花の胸章をつけている。 「おい、おい、どうしたんだ一体、古稀にはまだ2年くらいあるだろ」 一回り年下の古い友人だから、そんな冗談が先に立つ。1月21日の夜、赤坂の日本海運倶楽部で開かれたのは日本音楽著作家連合の新年懇親会・・・

新歩道橋935回

 「紅白歌合戦」は宿舎でひとり、のんびりと見た。一夜あけた元日は、ホテルそばの生國魂神社に初詣をした。ここまでは何十年ぶりかの、粛々とした年越しである。それが一転、夜は新世界ジャンジャン横丁そばのスナック「春」で、騒然の新年祝いになった。 《大阪もなかなかに・・・

新歩道橋934回

 「さてと...」 早めだが今年最後のこのコラムを書き始めたが、何とも落ち着かない。明12月10日午後に衣装合わせとかつら合わせがある。1月、大阪新歌舞伎座の川中美幸新春公演用で、福家菊雄作、演出の「浪花でござる」とオンステージ「人うた心」の二本立て。「浪花・・・

新歩道橋933回

 11月26日午後5時、浅草公会堂4階のけいこ場へ行って驚いた。 「あんたの役? これだよ、これ!」 と沢竜二が示した役名が「お杉」である。 「えっ? ウソッ! 俺、今回は女形ですか?」 一瞬僕は眼の前が真っ白になった。翌27日の昼夜、浅草公会堂で「沢竜の全・・・

新歩道橋932回

 「何でまた?」 「それはないだろう!」 と、二つのフレーズが「?」つきで、脳裡を行ったり来たりしながら、東京国際フォーラムへ出かけた。11月24日午後、都はるみの全国ツアー最終公演である。「これが最後の喝采...」と耳にしてのこと。辞めちゃうのか、休むのか・・・

新歩道橋931回

 〝北の詩人〟池田充男とその女性の出会いは、60年以上前の二月の小樽駅、雑踏を離れてたたずむ海老茶色の角巻き姿が目についた。後年、その人と関わり合いを持つことになろうとは、その時彼は思いもよらなかったと言う。 ある夜明けに、その人はふるさとを捨てた。というよ・・・

新歩道橋930回

 パーティーではなるべく、隅っこに居る。出来れば出入り口の近く。乾杯のあとあたりで人々が動き始める。飲み物や料理へ向かう多くの顔を、ここからならほぼ見渡せる。そのうえでこちらは少し動く。親しい作詞家や作曲家、編曲者たちへのあいさつ。主賓あたりの席へまっすぐ往・・・
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