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新歩道橋

2017年12月17日更新


新歩道橋993回

 「全然久しぶりって感じはないわ。いつもテレビで見てるからさ」 東宝現代劇75人の会のお仲間、村田美佐子や古川けいからそんな声がかかる。BSテレビの昭和歌番組が、そんなに注目されているのか...と、改めて感じ入りながら、 「いやいや、どうも...」 などと、・・・

新歩道橋992回

 「要は口べらしですよ。俺が集団就職列車に乗った理由は...」 歌手新田晃也が他人事みたいに少年時代を語ったから、胸を衝かれた。極度の貧しさで食糧問題が深刻な家庭から、役に立たない子が放り出される。飽食の時代の今日、もはや死語かと思っていた「口べらし」は、文・・・

新歩歩道橋991回

 「おっかあ、そこんところ、よろしく頼むよ」 鳥羽一郎が口にした懸念は弟分の歌手静太郎、天草二郎の今後。「おっかあ」と呼びならわしている相手は喜怒哀楽社社長の福田佳子さんで、亡くなった作曲家船村徹夫人だ。同席した静がウンウンと肯く。天草はテレたような微笑を浮・・・

新歩道橋990回

 山崎ハコのアルバム「私のうた」を聴く。昔々、あの「織江の唄」に泣かんばかりの思いをして、以来ずっとファンになり、親交がある歌手の近作だ。1曲目の「ごめん...」は、ギターを爪弾きながら歌う彼女が、すぐ目の前にいる気配でクリア。どうやら死んでしまった男が、悲・・・

新歩道橋989回

 鳥羽一郎は幸せな男だった。歌手としての生みの親が作曲家船村徹で、育ての親が作詞家の星野哲郎と大物揃い、それに実の親木村伝蔵さんを加えて「父3人」である。〝だった〟と書くのは船村が2月に逝き、星野は今年没後7年のせい。伝蔵さんだけは92才で故郷・三重県鳥羽に・・・

新歩道橋988回

 近ごろは、歌うこともあまりないが、ふと思い返すだけでジンと来る歌がある。小林旭が歌った「落日」で、落魄の男の真情が率直だ。なにしろ歌詞の一番で 〽ままよ死のうと、思ったまでよ... とうそぶいた主人公が、三番で思い止まり、 〽どうせ死ぬなら死ぬ気で生きて、・・・

新歩道橋987回

 おなじみ路地裏ナキムシ楽団のけいこに入っている。今回が連続3回目の参加、演目は「あの夏のうた」で7月21日から23日まで、金、土、日曜の3日間、中目黒キンケロ・シアターで4回公演なのだが、あっという間にチケットが完売、急遽、23日午前11時開演の追加公演が・・・

新歩道橋986回

 「えっ? 嘘だろ!」 留守電を再生して、僕は耳を疑い絶句した。逗子へ買い物に出て、葉山の自宅へ戻った6月17日、土曜日の午後、留守電の声は花屋マル源の鈴木照義社長から、 「至急相談したいことがあります」 とごく手短か。引き続きサンミュージックの名誉顧問福田・・・

新歩道橋985回

 北海道・鹿部に居る。6月6日などびっくりするくらいの晴天。鹿部カントリークラブから噴火湾をはさんで、対岸の室蘭や有珠山を含む山並みがしっかりと見えた。 「たらこの親父の喜寿の祝いだもの。天気だってその気になるさ」 東京から出かけた作曲家岡千秋と作詞家里村龍・・・

新歩道橋984回

 午前10時過ぎ、作曲家徳久広司が「北へ帰ろう」を歌いはじめる。5月29日のお台場、フジテレビのスタジオ。 「徳さん、こんな早くから、声出るか?」 「ま、なんとかなるでしょ」 なんて会話をしてのこと。ギターの弾き語りだが、別に気負う気配もなく、彼はいつもなが・・・
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