トップページ>新歩道橋

新歩道橋

2018年9月22日更新


新歩道橋1019回

 「歌謡ロック」という熟語が、妙にストンと胸に収まった。亡くなった歌手西城秀樹が創り上げた世界についての呼称だ。歌謡曲は藤山一郎、岡晴夫の昔から「声を整え」「節を工夫して」「歌う」ことで、歌手たちが魅力を競って来た。いわゆる〝ご三家〟の橋幸夫、舟木一夫、西郷・・・

新歩道橋1018回

 午後4時過ぎ、ふらりと新橋駅地下の店へ寄る。まず生ビールをグラスで、これはうがいみたいなもの。小皿料理を2品とり、あとは紹興酒のオンザロック。カウンターの隅に陣取って一服する。IQOSにして2年近くなるが、これでも煙草は煙草、今どき店内で吸えるところなど滅・・・

新歩道橋1017回

 《さてと...》 とりあえず居間のソファから腰をあげる。ゴールデンウィークも終わり、珍しく東京へ出ないウィークデイ。眼前の葉山の海とうんざりする政治状況をテレビでぼんやり見比べていた午後だ。チャイムが鳴り、愛猫2匹のうち若い方のパフが緊張する。人嫌いなこい・・・

新歩道橋1016回

 快晴の箱根もいいものだった。静かな芦ノ湖の向こう側、山並みや富士山があって、どこからか小鳥の鳴き声も聞こえる。そんな眺めを見回しながら、しばし忘我の僕が与えられた部屋が凄かった。次の間の手前にまた次の間...の広さで、さてトイレは? 風呂場は? と、探検を・・・

新歩道橋1015回

 4月の3週め、突然海が還って来た! そう書くと大仰な表現で少々テレるが「還って来た」が実感なのだ。葉山の自宅マンションを取り囲んでいた建築用の足場と幕が撤去されて、19日は真夏を思わせる陽差しが、ベランダとリビングルームにガッと差し込む。大規模修繕とやらの・・・

新歩道橋1014回

 千葉から名古屋へ向かう。大衆演劇界のプリンスと呼ばれる門戸竜二一座の奮闘公演に加わっての旅だ。4月15日の日曜日、午前11時と午後3時開演の2回を、千葉・神崎町の神崎ふれあいプラザでやって名古屋へ。こちらは17日に午後4時、18日に午後1時開演の2回を、名・・・

新歩道橋1013回

 思いもかけず大阪で、男たち3人の歌を聴いた。鳥羽一郎、鏡五郎、三門忠司の「ごんたの会ディナーショー」で、3月25日の日曜夜、場所はホテルグランヴィア大阪。もず唱平の作詞生活50周年企画だ。 その前夜、僕はもずの接待を受けていた。この日、新歌舞伎座「川中美幸・・・

新歩道橋1012回

  大阪は雨。しかし、しょぼしょぼの春雨だし、こちらも終演後、劇場からホテルへまっすぐ帰るはずもないから、別段気にはならない。それよりも、弟分扱いが長い作詞家石原信一が書いた旧作「LuiLui」のイントロで、ボケ老人役の僕がひょこひょこ舞台に出ていくことにな・・・

新歩道橋1011回

 大阪に居る。新歌舞伎座の3月は川中美幸特別公演。急に春めいた好天続きで15日が初日だが、お客の出足も上々なのに、僕はまた関西弁に四苦八苦している。何しろ大阪で不慣れな大阪コトバだから、地元の人々がどう受け止めるか、セリフをしゃべりながら冷汗三斗―。 演し物・・・

新歩道橋1010回

 眼下の海にも、対岸の富士山にも、紗がかかってぼんやりしている。よく晴れた日なのに、クソッとカーテンを閉める。時おり岩でも削るかと思うような激しい音がする。わが家の猫の風(ふう)とパフは、背中を低くしてリビングルームを這い歩く。奴らはことさらに音に敏感なのだ・・・
1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11