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新歩道橋

2017年10月15日更新


新歩道橋987回

 おなじみ路地裏ナキムシ楽団のけいこに入っている。今回が連続3回目の参加、演目は「あの夏のうた」で7月21日から23日まで、金、土、日曜の3日間、中目黒キンケロ・シアターで4回公演なのだが、あっという間にチケットが完売、急遽、23日午前11時開演の追加公演が・・・

新歩道橋986回

 「えっ? 嘘だろ!」 留守電を再生して、僕は耳を疑い絶句した。逗子へ買い物に出て、葉山の自宅へ戻った6月17日、土曜日の午後、留守電の声は花屋マル源の鈴木照義社長から、 「至急相談したいことがあります」 とごく手短か。引き続きサンミュージックの名誉顧問福田・・・

新歩道橋985回

 北海道・鹿部に居る。6月6日などびっくりするくらいの晴天。鹿部カントリークラブから噴火湾をはさんで、対岸の室蘭や有珠山を含む山並みがしっかりと見えた。 「たらこの親父の喜寿の祝いだもの。天気だってその気になるさ」 東京から出かけた作曲家岡千秋と作詞家里村龍・・・

新歩道橋984回

 午前10時過ぎ、作曲家徳久広司が「北へ帰ろう」を歌いはじめる。5月29日のお台場、フジテレビのスタジオ。 「徳さん、こんな早くから、声出るか?」 「ま、なんとかなるでしょ」 なんて会話をしてのこと。ギターの弾き語りだが、別に気負う気配もなく、彼はいつもなが・・・

新歩道橋983回

 「和顔院釋感謝居士」が戒名。こんなに判りやすいタイプに初めて出っくわした。その字面通りに、穏やかな笑みを浮かべた遺影がカラーで大きめ。亡くなった友人、音楽プロデューサー山田廣作の密葬の祭壇である。5月15日が通夜、16日が葬儀で、場所は東京・高輪の浄土真宗・・・

新歩道橋982回

 昔、かまやつひろしから、ミカンが一箱、自宅に届いたことがある。年の瀬近いころだが、彼からお歳暮がくるとは思えない。それから半月くらい後、当時溜池にあった東芝のスタジオへぶらりと訪ねたら、吉田拓郎も一緒に居た。「わが良き友よ」のレコーディングをしていて、ミカ・・・

新歩道橋981回

 「まだ、ちゃんと泣けてないのよ」 亡くなった作曲家船村徹の夫人福田佳子さんが、ポツンと言った。彼が逝ったのは2月16日で84才。体調を崩してはいたが、突然の死だったから、衝撃の方が強かったろう。それから大掛かりな通夜、葬式。四十九日法要を営んで納骨したのが・・・

新歩道橋980回

 「下手ウマ」という魅力がある。表現は決して上手ではないのだが、得も言われぬ味わいがあるケース。歌でも芝居でも時おり、そういう持ち主に出会うことがある。軸になるのは本人の個性とは思うが、長めの年月の中でいい感じに発酵して、独特の風味を作る。ジャンルを問わず、・・・

新歩道橋979回

 作曲家船村徹の墓は、神奈川の藤沢・片瀬の高台にある。眼下の相模湾越しは正面に富士山、左手に江ノ島を望み、右手手前には小学校。ウィークデイには子供たちの声がにぎやかだろう。 《鳳楽院酣絃徹謠大居士には、似合いの場所ということか...》 高台と聞いて坂を上る覚・・・

新歩道橋978回

 肩を叩かれて振り向いたら、堀内孝雄の笑顔があった。久しぶりだから「やあやあ!」「どうもどうも...」になる。パーティーの一隅での立ち話。 「みんな逝っちまうからさ。頑張っていてよ。ま、あんた、あんまり変わらないから、安心するけどさ」 励まされるのは僕の方で・・・
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