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新歩道橋

2017年10月15日更新


新歩道橋957回

 電話の受け答えで、少々不安になった。相手は星野哲郎の特番を作ると言うのだが、星野の世界にどの角度から入るのかと聞くと、口ごもりがちになる。とにかく会おうと約束して、ついでに...と助言を一つした。僕が書いた「海鳴りの詩・星野哲郎歌書き一代」を大急ぎで読むと・・・

新歩道橋956回

 暑い。猛烈に暑い日々だが、沢竜二の「サマー・ワン・デイ・ステージ」は8月8日、新宿・紀伊国屋ホールで、昼夜2回の公演を終えた―と書くのは、この欄締切りの4日午後にやっつけた予定稿。時間を争う新聞づくりではよくやった手だが、なぜかこの夏は、出演した芝居の3本・・・

新歩道橋955回

 美空ひばり家の嫁加藤有香によれば、 「白い猫に出会うと、その日一日、必ずいい事がある」 という。それじゃ僕は文字通り〝日々是好日〟だ。わが家の「パフ」は、化粧用品のそれが名前の由来で、純白の美猫。7月に芝居を2本もやれたのは、そのご利益かも知れぬ。 有香の・・・

新歩道橋954回

 この年になって、脳ミソの使用法に思い悩むことになろうとは、夢にも思わなかった。芝居のセリフの入れ場所についてだ。東宝現代劇75人の会の「坂のない町~釣船橋スケッチ」(横澤祐一作、丸山博一演出)は、深川江戸資料館小劇場で、5日間7公演を終えた。千秋楽が7月1・・・

新歩道橋953回

 「今回はすまないねえ。辛抱役で苦労をかけます」 作者の横澤祐一からそう言われた。辛抱役? 初耳である。どういう役ですかと聞いたら、説明セリフが多いんでね...が答え。その割に見せ場が少ないと言うことらしい。7月6日昼が初日の東宝現代劇75人の会公演「坂のな・・・

新歩道橋952回

 芸映の青木伸樹会長が亡くなった。その一報は元RCA―テイチクの佐藤裕一氏からの電話。深夜に留守電で聞いて、ふっと体中の力が抜けた。スポニチの駆け出し記者時代からずっと目をかけて貰った恩人の一人だ。翌日、事務所からの訃報がFAXで届く。6月12日に心不全で亡・・・

新歩道橋951回

 7月下旬、路地裏ナキムシ楽団の公演に参加する。といっても別に、歌を歌ったりする訳ではない。バンドと役者が共演する新機軸パフォーマンスだが、今回は「オンボロ観覧車」が外題だ。この楽団の7回目の公演で、下町の遊園地が舞台。しかも閉園当日という設定で、そこに集ま・・・

新歩道橋950回

 横須賀線の逗子から池袋まで、僕はしばしばグリーン車に乗る。 「そんな、ぜいたくな!」 と、役者の先輩は口をとがらせるが、決して身のほど知らずの仕儀ではない。車中の1時間ほど、僕はここで資料をあさり、原稿の下書きメモをし、ウォークマンで歌を聞き、パーティーの・・・

新歩道橋949回

 昼過ぎに連日、谷端川南緑道というのを歩いている。地下鉄有楽町線の要町からのんびり10分ほど。川だったところに作った遊歩道だから、適度に曲がりくねっていて、両側の植えこみの緑が目を楽しませる。躑躅が終わって紫陽花がぼちぼち〝わが世の夏〟待ち。うす紅は昼顔、黄・・・

新歩道橋948回

 《えらいことになっちまった...》 頭をかく思いで僕は、5月16日、あわただしく東京を右往左往した。午後、日比谷の東宝演劇部の一室で開かれたのは、所属する東宝現代劇75人の会の総会。そこで僕は7月公演「坂のない町・深川釣船橋スケッチ」(横澤祐一作、丸山博一・・・
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