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新歩道橋

2017年10月15日更新


新歩道橋947回

 いきなり劇画家上村一夫の話から始まった。酔えば必ずギターの弾き語りで彼が歌った「港が見える丘」について。ギターの弾き方があやしげだったこと。すきっ歯から息がもれて、歌もすかすかだったこと。歌詞の「あなた」と「わたし」をなぜか必ず「あんた」「あたい」に言い替・・・

新歩道橋946回

 ふと、胸を衝かれた歌がある。降りしきる蝉しぐれの中で、住む人も居なくなった生家を売りに来た男が主人公。カチャリと鍵をあけた彼の胸に、押し寄せて来るのは懐しさとやるせなさだ。 堀内孝雄の「空蝉の家」だが、彼のじゅんじゅんと語る語り口が、そんな夏のある日の光景・・・

新歩道橋945回

  「変わった歌が出来てねえ...」 作曲家船村徹がそう言って、テレ笑いの顔を少しかしげる。その左隣りに作詞をした舟木一夫、船村の右隣りから夫人の福田佳子さん、アレンジを担当した息子の蔦将包...。彼のさゆり夫人、福田夫人の秘書格の山路匂子さんも来・・・

新歩道橋944回

 自称〝暴走老人〟の元東京都知事・石原慎太郎氏が作詞家として登場した。4月12日、東京・品川プリンスホテルのステラボールで、五木ひろしが開いた新曲発表イベントの舞台。石原氏が作詞、五木が作曲と歌を手がけた「思い出の川」を生の歌唱で聞き、 「いい歌だ、ジーンと・・・

新歩道橋943回

 彼は扇子を胸の前でバタバタさせながら、よく美空ひばり家へ現れた。 「よォ、おす...」 居合わせた誰に言うでもないあいさつは、そんな一言。昔、ひばりの実弟哲也の不祥事から、一家が孤立していた時期も、彼の行動は変わることがなかった。ひばり母子と親交があったN・・・

新歩道橋942回

 ずいぶん久しぶりに、浅川マキを聴いた。「ちっちゃな時から」「かもめ」「愛さないの愛せないの」などの初期の歌から「ボロと古鉄」「ブルー・スピリット・ブルース」「裏窓」「ゴビンダ」など、熟成期の作品まで。3月中旬、気温17度、やっと春めいて来た葉山の海の穏やか・・・

新歩道橋941回

 6月に東武鉄道を「ひばりトレイン」が走るそうな。美空ひばりのあで姿をラッピングした車輌が、関東平野をひた走りなのかな...と、ぜひ乗りたい気分になる。行く先は日光、近ごろ激増している外国人観光客も視野に入れて...と、ひばりプロ加藤和也社長と有香夫人が、こ・・・

新歩道橋940回

 五木ひろし、細川たかし、石川さゆり、中村美律子、島津亜矢らと旅をした。出演したのは千葉・神崎ふれあいプラザ、大阪・松原市文化会館、名古屋・北文化小劇場、東京・中目黒キンケロ・シアターで全10回公演。ただし冒頭のスターたちは歌声だけ。大衆演劇の若い座長・門戸・・・

新歩道橋939回

 《集団就職列車なあ...》 作詞家坂口照幸と話していて、ふと胸の詰まる思いをした。2月19日「USEN・昭和チャンネル」の録音でのことだ。彼は長崎・松浦市からその列車に乗って、名古屋へ出たと言う。昭和30年代、列車は全国の地方から都会を目指した。中学を卒業・・・

新歩道橋938回

 せっせと成田へ通っていた。といっても2月に入って毎日のことだから、決してゴルフではない。大衆演劇の若い座長・門戸竜二の奮闘公演に加えて貰ってのけいこである。門戸とはいくつもの川中美幸公演や昨年の三越劇場「居酒屋お夏」(名取裕子主演)などで一緒になった旧知。・・・
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