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小西良太郎のカラオケ談義

2018年4月 8日更新


聴き手冥利だ「名歌復活」

殻を打ち破れ195回  バーのラウンジ、左からギターを抱えた弦哲也、徳久広司、杉本眞人、その右側にピアノがあって岡千秋が陣取る。ちょいとした豪華版、それぞれが弾き語りで作曲家を目指した思い出の曲を歌い、往時を語るのだから、これはいくらお金を積んでも見られない光・・・

新年、天童人情の酒に酔う

殻を打ち破れ194回  「賀正 祈 歌謡発展 身体健全」  と大書してある。何と、朱筆で達筆である日付はもちろん平成30年元旦。歌社会に長く身を置く僕あての、シャレの年賀状などと早合点しないで頂きたい。送り主が何と「天童大黒天、観月山妙法寺第十八世」の矢吹海慶・・・

『海猫挽歌』永井裕子が孵化した!

殻を打ち破れ193回  ≪ほほう!≫  作家や歌手の進境に時おり出っくわす。毎月、かなりの枚数のCDを聞いてのことだが、そんな時はわが事のように、嬉しくなる。相手の顔を思い浮かべて、電話でもしようか...という気分。そんな出来事は、そうそうないせいだが、こちら・・・

人間味が横溢、作曲家の弾き語り

殻を打ち破れ192回 BSテレビは昭和の歌ばやりである。戦後の作品が多いが、演出も手を替え品の替えだ。僕にもあちこちから、声がかかる。時おり、  「誰か他の人に頼んでよ」  と、断りにかかることがある。親しいつき合いがなかった歌い手さんの場合で、実感的な話が出・・・

エドアルドの『竜の海』に 興奮している。

殻を打ち破れ191回 ≪よし、この1曲であいつの世界は決まったな≫   エドアルドの新曲『竜の海』を聞いて、即座にそう思った。海の男の生きざまを描いて、石原信一の詞がいい。1コーラス5行、カッチリと無駄のない表現。作曲の岡千秋も力が入っている。ズン!と鉈で切り・・・

大願成就へ・『デラシネ』の門戸竜二

殻を打ち破れ190回  門戸竜二という役者がいる。大衆演劇ファンにはよく知られた名で、この世界の「プリンス」と呼ばれる青年だ。おなじみさんが絶賛するのは見事な女舞い。妖艶な花魁(おいらん)や芸者姿から、少女と見まがう可憐な町娘まで、相当な美しさになる。坂東流の・・・

花京院、満を持して『望郷五木くずし』

殻を打ち破れ189回 「そろそろ、またやりましょうか」  と、ビクターの菱田信ディレクターから声がかかる。  「そうだな、もうそんなころあいか...」  と、僕が応じる。電話のそんなやりとりで、ありがたいことに花京院しのぶの歌づくりが始まる。カラオケ熟女の一・・・

川神あいの新曲で笑っちゃおう!

殻を打ち破れ188回 見知らぬ熟女から声をかけられた。あれは日高正人のディナーショーか何かの客席だ。 「川神あい、頑張ってます。新曲、出ました。聞いてあげて下さい。お願いします」  けげんな顔の僕に、彼女は一気にそう言った。円卓の一隅に座る僕の前でひざまずい・・・

鳥羽の『希望』もなかなか良い

殻を打ち破れ187回 歌1曲、歌うたびに瞼に浮かぶ顔がある。長いつきあいのその時々、直視したり、時に下から見上げたりした顔だ。その一つ一つが、喜怒哀楽をにじませて、シャイな微笑を浮かべている。何しろ38年分の師匠の笑顔だ。歌手35年の鳥羽一郎は、そんな思いで1・・・

村木弾の『都会のカラス』に期待する

殻を打ち破れ186回 「めぐり合わせ」には大てい「不思議さ」がついて回る。それが「人の縁」ならなおさらだが、歌手村木弾はそのうえに「最後」の2文字が二つも与えられた。亡くなった作曲家船村徹の「最後の内弟子」としてデビュー、2作めの『都会のカラス』が師匠の「最・・・
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