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小西良太郎のカラオケ談義

2018年10月 6日更新


テラと呼ぶ男とのあれこれ

殻を打ち破れ201回 手許に一枚のCDがある。『MOSS WAVE 1968~1984』のタイトルで非売品。これは友人寺本幸司を主人公にしたパーティーで配られた。収められているのは19曲。浅川マキの『夜が明けたら』や『かもめ』下田逸郎の『踊り子』南正人の『海と・・・

佐伯と安奈、もう一つの人情劇

殻を打ち破れ200回 「えっ、そうなの、知らなかった...」  歌手川中美幸が、それこそのけぞらんばかりに驚いた。7月5日夕、彼女の明治座公演の初日がめでたく終わった直後。楽屋前には共演中の女優安奈ゆかりと車椅子の紳士とつき添いのご婦人がいた。実はこの3人が親・・・

鳥羽の『儚な宿』がいいぞ!

殻を打ち破れ199回  ≪えっ? 何だこれは? 俺、そんなに酔ってるか?≫  ほろ酔いの深夜、新着のCDを聴いていて突然、覚醒した。東京で仲間うちと飲み、葉山の自宅へ戻ってのこと。新橋―逗子が横須賀線、逗子からはタクシーで2時間弱。年のせいで少なめになった焼酎・・・

『天草情歌』の意味は重い

殻を打ち破れ198回昭和の名残りの歌になるのか? おそらくこれがそういう最後の作品だろう...。そんな思いで天草二郎の新曲『天草情歌』を聴いた。作詞が中山大三郎、作曲が船村徹。亡くなった二人の歌書きが共有した青春の感慨が、平成の30年を飛び越して今、しみじみと・・・

阿久の遺作をハコに託す

殻を打ち破れ197回 "阿久悠プロジェクト"で働く西澤雅巳君からFAXが届いた。阿久の存命中から旧知の友人だから「何事か!?」と老眼鏡を取り出す。用件は阿久の未発表の詞についての問い合わせ。昨年は彼の没後10年、作詞活動50周年の節目で、遺作のCD化やトリビュ・・・

同期生・三沢あけみを聴く!

殻を打ち破れ196回  三沢あけみのアルバムを聴いた。『私の選んだ作品集』というタイトルに、ニヤリとしてのこと。彼女が50年を越す歌手生活を振り返り、あれにしようか、これも入れておきたい...と、作品選びをする風情が眼に見える。それにまつわる思い出も、あれこれ・・・

聴き手冥利だ「名歌復活」

殻を打ち破れ195回  バーのラウンジ、左からギターを抱えた弦哲也、徳久広司、杉本眞人、その右側にピアノがあって岡千秋が陣取る。ちょいとした豪華版、それぞれが弾き語りで作曲家を目指した思い出の曲を歌い、往時を語るのだから、これはいくらお金を積んでも見られない光・・・

新年、天童人情の酒に酔う

殻を打ち破れ194回  「賀正 祈 歌謡発展 身体健全」  と大書してある。何と、朱筆で達筆である日付はもちろん平成30年元旦。歌社会に長く身を置く僕あての、シャレの年賀状などと早合点しないで頂きたい。送り主が何と「天童大黒天、観月山妙法寺第十八世」の矢吹海慶・・・

『海猫挽歌』永井裕子が孵化した!

殻を打ち破れ193回  ≪ほほう!≫  作家や歌手の進境に時おり出っくわす。毎月、かなりの枚数のCDを聞いてのことだが、そんな時はわが事のように、嬉しくなる。相手の顔を思い浮かべて、電話でもしようか...という気分。そんな出来事は、そうそうないせいだが、こちら・・・

人間味が横溢、作曲家の弾き語り

殻を打ち破れ192回 BSテレビは昭和の歌ばやりである。戦後の作品が多いが、演出も手を替え品の替えだ。僕にもあちこちから、声がかかる。時おり、  「誰か他の人に頼んでよ」  と、断りにかかることがある。親しいつき合いがなかった歌い手さんの場合で、実感的な話が出・・・
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