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小西良太郎のカラオケ談義

2017年12月 2日更新


登ちゃんが『孫が来る!』で泣いた。

殻を打ち破れ147回 ♪漁師に生まれて よかったね... 『海峡の春』という曲の一番、三番の歌い締めのフレーズ。岡千秋の歌がここへ来ると必ず会場から共感のどよめきが起こる。北海道の鹿部。人口5000の漁師町の人々は、この作品を"わが歌"と受け止めているの・・・

ちあき哲也、永遠の異端児!

殻を打ち破れ146回 「あの子はねぇ」 とちあき哲也が言うから「どの子かな?」と思ったら、相棒の杉本眞人のことだった。ひ弱な作詞家とやんちゃな作曲家。どこに共通点があってのコンビだろうと常々思っていたが、相手の呼び方でまた意表を衝かれた。僕が長いことしゃ・・・

あいつらの昭和・俺の昭和

殻を打ち破れ145回 ≪その後どうしているか?≫ 時おり思い出す"気になる奴"がいた。もう一昨年の秋になるか、山形・天童のスナックで、ばかでかい声で歌っていた男。佐藤千夜子杯のカラオケ大会のゲストに呼ばれたスポーツマンふうのっぽで、韓国の歌を何曲か。 「う・・・

『祇園のおんな』で高田ひろお還る

殻を打ち破れ144回  ♪笑顔はんなり おもてなし... と来た。昨年の流行語が歌詞に埋め込まれているが、連想するのはあの人気キャスターではなく、川中美幸の笑顔だ。僕は3月、大阪の新歌舞伎座に居る。2月の明治座から引き続いて「松平健・川中美幸特別公演」に出・・・

内藤綾子の着想と粘着力に拍手する!

殻を打ち破れ143回  演歌の"決め手"は歌いだしの歌詞の2行分、そこですべてが決まる! この原則は大ベテランの藤田まさと、師匠の星野哲郎、親交のあった吉岡治らの仕事から、骨身にしみるほど学んだ。「歌詞」を「歌の文句」と呼んだ昔々から、大勢の詩人たちもそ・・・

平成の競作だ『孫が来る!』だ

殻を打ち破れ142回  「いいか、平成初の大競作だぞ!」 「ココロは"おじさんたちの反撃"だ!」 「いい作品、みんなで歌えば怖くないってか!」 去年の夏ごろから、ずっとそんなことを口走って来た。池田充男作詞、岡千秋作曲の『孫が来る!』という歌を、まず岡千・・・

君は"職業歌手"奥山えいじの 歌を聞いたか?

殻を打ち破れ141回  渋谷界わいでの仕事帰り、時おりガード下の居酒屋へ寄る。芋煮とせいさい漬けがそこにあるせいだ。本場は山形。晩秋に天童へ通って10年、すっかりそのトリコになっている。 食い物と土地の酒にひかれてばかりでは、関係者に失礼に当たろう。年に・・・

いい歌、遠方より来たる!

殻を打ち破れ140回  「10月はじめに送ったのが戻って来た。住所を調べ直してまた送る。ごぶさたしていて申し訳ない」 旧知の人から、そんな手紙つきのCDが届く。扇ひろ子の歌手生活50周年記念盤『酔いどれほたる』である。 ふっと胸に、温かい風が吹いた。扇と・・・

さくらちさとがいい仕事をした

殻を打ち破れ139回 「あら...」 と小声で驚きを表わし、会釈して隣りの席に腰をおろした。ピンク系のスーツのさくらちさと。亡くなった星野哲郎の弟子の作詞家だ。 「よお!」 一足先についた席から、気安いあいさつの僕。星野には新聞記者時代から長く私淑したか・・・

炎夏、真唯林の見果てぬ夢を見送った

殻を打ち破れ138回  棺を閉じる直前、突然、聞き慣れぬ言葉が悲鳴のようにあがった。それに重なる激しい泣き声。質素な喪服の女性が3、4人、故人の身内のようで、とめどない別れの訴えかけは、北京語と知れた。8月10日午後、横浜のメモワールホール瀬谷で営まれた・・・
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