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小西良太郎のカラオケ談義

2017年12月 2日更新


『うたびと』池田充男の手練の仕事

殻を打ち破れ128回  ♪笑顔があれば しあわせになれる 信じながら 迷いながら 虹のふもと尋ねるような それが人生…  と、これは聞く人全部に訴える人生観フレーズ。それが大勢の胸にスーッと入って来るのは、詞の目線が率直に平らで、説法臭を・・・

喜多條忠も、ようやるよ!

殻を打ち破れ127回  献立表の裏に、作詞家喜多條忠がちょこまかと、何か書きつけている。隣りの席からのぞくと、どうやら歌の文句らしい。  ≪鉄は熱いうちに打てということか。それにしても…≫  と、僕は周囲を見回す。島根県大田市・・・

吉岡治の顕彰碑が小豆島に建ったぞ

殻を打ち破れ126回  作曲家の岡千秋が、石川さゆりの歌を聞いて泣いた。6月9日夜、場所は瀬戸内海の小豆島である。この日、島の土庄港の船着き場に、作詞家吉岡治の顕彰碑が建立され、除幕式が行われた。その祝賀の宴で、さゆりが歌ったのは『波止場しぐれ・・・

「すっぴんの歌ごころ」かねェ

殻を打ち破れ125回   作詞家の田久保真見とは、一度だけ飲んだことがある。確かキム・ヨンジャの新曲発表会のあとで、田久保の詞に曲をつけた田尾将実が一緒だった。僕は彼女のあどけないくらいハイトーンの話し声と、グイグイいく飲みっぷりの良さに「いい・・・

日野美歌の『桜空』『花吹雪』がいいぞ!

殻を打ち破れ124回  林あさ美が涙ぐんだ。渋谷・松涛の有線放送スタジオの午後。彼女と僕はその日、ゲストでやって来る日野美歌の『桜空』と『花吹雪』を聴いていた。  ♪舞い上がれ花びらよ あなたに届く様に 悲しみはいつの日か 生きる勇気になるよ&hell・・・

70代でいい作品を得た奇跡 !?

殻を打ち破れ123回   ひょこひょこひょこと、はずむ足どりで島倉千代子が登場する。もう何十年も、見なれた彼女らしさだ。しかしこの日は、ステージが風がわりだった。東京・北品川「大富鮨」の広間。宴会の客よろしく、僕らはすでに用意された酒をチビリチ・・・

要は「何を伝えるかが大事」って問題か!

殻を打ち破れ122回  「歌も文章も同じでさ、うまい奴は最初っからうまい。持って生れた才能でね、こればっかりはどうしようもない…」  酔った勢いでそんなことを言い出したら、居合わせた面々が「ン?」という顔になった。反応は似ているが、表情に・・・

ミレイと楽屋の席順と

殻を打ち破れ121回  「結局は、ヒット曲があってこその歌い手だと思うの。楽屋の席順だって、それで決まるんだし…」  久しぶり会った北原ミレイがポツンとそんな事を言った。屈託のない世間話にはさまった、妙に生々しい本音&helli・・・

"11月・ドームのひばり"の意味するもの

殻を打ち破れ120回   「美空ひばりは今も、現役です!」  ひばりプロ社長の加藤和也氏は、しばしばそう言い切る。今年23回忌を迎えた母親の“ひとと歌”が、往時と変わらぬパワーを発揮することについての、偽らざる実感だろ・・・

旧地元・深川で芝居をやったヨ

殻を打ち破れ119回  「現! 元気か、しばらくだな!」  乱暴に呼びかけながら、深夜ふらりと店へ入った。門前仲町のカラオケ・スナック「GEN」  「や! どうも、どうも…」  びっくり顔で、客席から腰を浮かしたのは、この店・・・
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