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小西良太郎のカラオケ談義

2018年5月 3日更新


70代でいい作品を得た奇跡 !?

殻を打ち破れ123回   ひょこひょこひょこと、はずむ足どりで島倉千代子が登場する。もう何十年も、見なれた彼女らしさだ。しかしこの日は、ステージが風がわりだった。東京・北品川「大富鮨」の広間。宴会の客よろしく、僕らはすでに用意された酒をチビリチ・・・

要は「何を伝えるかが大事」って問題か!

殻を打ち破れ122回  「歌も文章も同じでさ、うまい奴は最初っからうまい。持って生れた才能でね、こればっかりはどうしようもない…」  酔った勢いでそんなことを言い出したら、居合わせた面々が「ン?」という顔になった。反応は似ているが、表情に・・・

ミレイと楽屋の席順と

殻を打ち破れ121回  「結局は、ヒット曲があってこその歌い手だと思うの。楽屋の席順だって、それで決まるんだし…」  久しぶり会った北原ミレイがポツンとそんな事を言った。屈託のない世間話にはさまった、妙に生々しい本音&helli・・・

"11月・ドームのひばり"の意味するもの

殻を打ち破れ120回   「美空ひばりは今も、現役です!」  ひばりプロ社長の加藤和也氏は、しばしばそう言い切る。今年23回忌を迎えた母親の“ひとと歌”が、往時と変わらぬパワーを発揮することについての、偽らざる実感だろ・・・

旧地元・深川で芝居をやったヨ

殻を打ち破れ119回  「現! 元気か、しばらくだな!」  乱暴に呼びかけながら、深夜ふらりと店へ入った。門前仲町のカラオケ・スナック「GEN」  「や! どうも、どうも…」  びっくり顔で、客席から腰を浮かしたのは、この店・・・

ここまで古けりゃ、新しさに通じるか?

殻を打ち破れ118回  「ねぇ、びっくりしないでね!」  秘密でも打ち明けるような小声で、三沢あけみにそう言われたのは5月ごろだったろうか。  「ン?」  となった僕に、彼女が告げた曲目が『三味線ブギ』と『高原の駅よさようなら』の2曲。そ・・・

意表を衝いて、納得させて...

殻を打ち破れ117回  「ン?」  と、タイトルでひっかかった。天童よしみの新曲『パンの耳』だが、およそ流行歌、それも演歌のものとは程遠い。相当に“奇”をてらったか?それだけだとあざといが、近ごろは『トイレの神様』の例・・・

島津亜矢の熟成・阿久悠の作品力

殻を打ち破れ116回  8月1日、阿久悠の4回目の命日が来る。 ≪あの夏も暑かった…≫ 僕は2007年のあの日を思い出す。遺体が安置された伊豆の自宅、山々に緑が色濃く、蝉しぐれの中に時折、うぐいすの鳴き声が混じっていた。 ≪今年も・・・

"元祖"木下結子の「誉れ」と「重荷」

殻を打ち破れ115回  「2曲も、世の中に知られた作品を持つ。大きな財産だよな」  と話しかけたら、一瞬、嬉しそうに笑った木下結子が、  「でも…」  と口ごもった。『ノラ』と『放されて』の創唱者なのだが、作品がファンか・・・

たまには手放しで褒めちゃうヨ!

殻を打ち破れ114回  「ほっほっほっほ…」  と、一人で笑ってしまった。坂本冬美の『桜の如く』を聞いてのこと。自宅の居間、家人の留守、いい年のおっさん!?がプレーヤーの前でニヤニヤする。不審げに見上げるのは猫のふうちゃん&he・・・
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