トップページ>小西良太郎のカラオケ談義

小西良太郎のカラオケ談義

2017年9月 3日更新


"元祖"木下結子の「誉れ」と「重荷」

殻を打ち破れ115回  「2曲も、世の中に知られた作品を持つ。大きな財産だよな」  と話しかけたら、一瞬、嬉しそうに笑った木下結子が、  「でも…」  と口ごもった。『ノラ』と『放されて』の創唱者なのだが、作品がファンか・・・

たまには手放しで褒めちゃうヨ!

殻を打ち破れ114回  「ほっほっほっほ…」  と、一人で笑ってしまった。坂本冬美の『桜の如く』を聞いてのこと。自宅の居間、家人の留守、いい年のおっさん!?がプレーヤーの前でニヤニヤする。不審げに見上げるのは猫のふうちゃん&he・・・

星野哲郎の多情多恨・多情仏心

殻を打ち破れ113回  久しぶりに星野哲郎の肉声を聞いた。録音物なのにぼそぼそと、世間話みたいな一人語りで、例えば  「僕の場合、夜遊びは仕事なんですね。歌で一番大事なのは色気ですから。女房といつももめるのはこれですね。これは浮気だよ、これは・・・

ヤケに鳥羽に似合う歌が出来たぞ!

殻を打ち破れ112回  ♪こんな俺を 信じてくれたお前 命ぐらい 安いもんだろ…  鳥羽一郎がバサッと歌い切るから、聴いたこちらはドキッとした。  ≪おい待てよ 命がなんだって? 安いもんなんて、何て言い草だよ…≫ 『マ・・・

タイで若草の『ふたりの船唄』を聞いた!

殻を打ち破れ110回  タイのホアヒンで遊びほうけている。ごく親しい友人たちが作る“小西会”のツアーだが、今回が何と60回という節目。この国の王様の別荘がある高級!?リゾート地へ行ったのに、例によって能のない僕らはゴルフ三昧で・・・

あの人が居なくなることは無い!

殻を打ち破れ 第110回 北海道・鹿部町は人口5000人ほどの漁師町。函館空港から川汲峠を越え、噴火湾沿いに北上、車で小一時間のところにある。元気なころの星野哲郎は、毎夏ここに通って“海の詩人”のおさらいをした。払暁、沖に出て定置・・・

四方~岡、永井裕子11年目の継投策

殻を打ち破れ 第109回  「作詞家勢揃いじゃない。ずいぶんぜいたくな歌づくりをやったもんですね」  永井裕子の『ベストセレクション2010』を聞いての、喜多條忠の感想である。  「だからさ、その次をあんたに頼むの。ひとつ気合いを入れて書いてみてよ」・・・

改めて粛々と、浅川マキを聴く

殻を打ち破れ 第108回  そのころ僕は、三軒茶屋に住んでいた。国道246を走っていた玉川電車がなくなり、高速道路が出来て10年ほど。つまり東京オリンピックの1964年からしばらくの間だ。古い西洋館の2階5部屋を占拠して、いろんな若者たちが出入りしていた・・・

山田太郎、歌で"侠気"を継承

殻を打ち破れ 第107回  「いい味出してるねぇ」  ひと昔前の焼きソバのコマーシャルみたいな言い方で、僕がほめた。  「いやあ、幾つになっても緊張しますね」 と、山田太郎が笑顔で応じる。  「昔は金を取って歌ってた。近ごろはカラオケなんかで、金・・・

君は寿美若の『舟唄やんれ』を聴いたか?

殻を打ち破れ 第106回    堀江の新地は女町、あだな島田に赤い着物(べべ)着た女が一人、横ずわりして細い首筋を客席に見せている。背後には泥絵具で書いた露地裏の書き割り――そんな大衆演劇の一コマみたいな情景が、くっきりと目に浮かんだ。河内のベテラン音・・・
1  2  3  4  5  6  7  8  9