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念願のコメディー、エンタツ風で。

2018年4月15日更新



2月の東宝現代劇75人の会公演「私ん家の先に永代」(深川江戸資料館小劇場)に続いて3月は大阪・新歌舞伎座の川中美幸特別公演に出演。2月の芝居が終わるとすぐ大阪公演のけいこだ。第一部の芝居が「七変化!美幸一座・母娘愛情物語」で、三宅恵介原案、高橋秀樹脚本、金子良次演出、母親が興した大衆演劇一座を引き継いだ二代目が川中で、その相棒が赤井英和という陣立て。昨年亡くなった川中の母が若いころ大衆演劇の娘役をやっていたことを織り込んだ虚実入りまじりのお話を、解散寸前の危機から立ち直る川中の奮闘記に仕立てた。僕の役は演劇(音楽ではない!)評論家で、美幸一座に突然参加、念願のコメディーをやれることになった。「白浪五人男」や「国定忠治」「月形半平太」などの名場面が出てくるが全部パロディー。僕はそのうち川中の「女ねずみ小僧」を追い回す目明しをやる。

評論家として登場する時も、目明しに扮する時も、特徴は横山エンタツぱくりのロイドめがね。女ねずみを追って花道を逆走したり、客席にとび込んで客相手のフリートークなどが笑わせるポイントだ。

共演は他に元男闘呼組の前田耕陽、ベテラン瀬川菊之丞、四天王寺紅、大原ゆう、藤吉みか、荒川秀史、四条美咲、小早川真由、西畑まどか、三宅祐輔、Dicekら。

そのうち三宅は花柳輔蔵を名乗る日舞の師範だが、日舞も洋舞も振り付け、川中の「八百屋お七」の人形振りをけいこ一週間で仕上げるなどの大奮闘。赤井、瀬川と並ぶお人柄トリオで、笑いと涙の美幸一座を盛り立てている。

 顔合わせの日「俺はショーには出番ないよな」と確認したら、構成・演出の福家菊雄、振付の小井戸秀宅と舞台監督の桜井武志から声があがって「頭領にぴったりの役があるよ」と来た。役柄は「ボケ老人」で、ここでもまた客席の笑いを取ることになる。

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