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参加10年めで初の女形

2020年1月15日更新



   恒例の沢竜二「旅役者全国若手座長大会」が1212日、浅草公会堂で。沢公演参加10年めで、初の女形役をやった。演目は「次郎長外伝・血煙り荒神山」。吉良の仁吉の家で働く女中3人組の一人お杉だが、今回も頬と鼻の頭を赤くしたおてもやんふうオッチョコチョイの造り。

 訪ねて来た旅人に一目惚れ、身をくねらせて投げキッスをしてセリフも一言、二言。いつもチョイ役だが、相手は座長たちでみんなめいっぱいの二枚目ファッション。僕ひとりがオバカだから、やたらに受ける。「あんたは体中で芝居をするのがいいところ」と、座長の沢は毎回三枚目の役をくれるのだ。 

 友人の小森薫が手伝いに来たが"女装"と聞いて悶絶、近くの和服店へ飛び込んで、着せ方を教わって来た。その心配は無用で、着付けをしてくれたのが座長の一人市川富美雄の奥方。大衆演劇には床山さんやお衣装さんなど居ないが、急を知ってのボランティアだ。着付けをすませ、帯をポンと叩いた彼女と共演の岡本茉莉から、僕のオバカメーキャップに「かわいいわね」の一言があった。

 川中美幸・松平健の大阪新歌舞伎座を手始めに、東宝現代劇75人の会、路地裏ナキムシ楽団、門戸竜二の大阪遠征に続いて沢竜二大会と、令和元年、僕の芝居行脚は合計5公演で打止め! 観て下さった諸兄姉に深謝、令和2年は2月明治座「川中美幸」公演でスタートです。

 ちなみに門戸の「デラシネ」(田久保真見作詞、田尾将実作曲)と沢の「銀座のトンビ」(ちあき哲也作詞、杉本眞人作曲)は、ともに僕のプロデュース作品。二人がそれぞれの舞台で熱唱するのを、楽屋で聞くのは気分のいいものだ。


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