2011年1月その他1

2011年2月28日更新


港のほたる草

港のほたる草

作詞:たかたかし
作曲:弦 哲也
唄:井上由美子

 定番の連絡船ものを切々と歌う。女性演歌歌手なら必ず、越えなければならないハードルだろう。井上本人もその辺の意味や意義は承知のはず。そのせいか作品への取り組み方が一途になった。
 歌詞の単語の一つずつ、頭にアクセントをおいて、それが彼女流のていねいさ。だから歌詞がはっきり伝わり、若さも生まれた。情感を揺らすのは語尾の歌い伸ばし。各コーラスの最後に、おあつらえ向きの言葉が来た。
 タイトルと同じその部分に、たかたかしの詞、弦哲也の曲の、工夫を感じた。