旅路の果ての...
作詞:千葉 馨作曲:三島大輔
唄:山本譲二
1コーラスの詞が9行。はじめの6行分でお話をすすめ、残る3行分できっちりと、男の胸中を吐露する。その激し方がいかにも山本らしく、男っぽく響く。
『みちのくひとり旅』から30年...と、惹句にある。あれもこれも三島大輔の曲で、そうか、あの路線で夢をもう一度...の企画かと合点が行く。
30年の年月は、山本の歌唱にも垣間見える。後半3行のサビにはさまる「なぜ」が二つ。一つめに未練をにじませ、二つめは内省気味に声を張った。主人公があのころよりもおとなになっている。