2011年10月その他1

2011年12月13日更新


ふたりの朝

ふたりの朝

作詞:たかたかし
作曲:叶弦大
唄:中村美律子

 聴いていて、ひどく気分がいい。メロディーの起伏、リズムの弾み方、中村の歌のほどよい明るさが、その要素。それだけか?と、もっと耳を澄ませてみる。
 1コーラス6行詞の歌。それぞれの行のおしまいの歌い伸ばすところが、たっぷり同じ長さであることに気づく。1行ずつ、お尻を気分よく歌い伸ばして、それが開放感を作る。
 大昔なら岡晴夫、昔なら新川二郎のヒットに、こういう奴があったな...と思う。鼻歌で歌い伸ばす兄ちゃん節。中村は心得顔の笑顔で歌った気配で、余分な技は使っていない。