2011年10月のマンスリーニュース

2011年12月13日更新


やくざ唄まで姿を消すの?

 暴力団を締め出す条例が、各都道府県に出揃った。企業や個人の接触までチェック、からめ手から締め出そうとする。市民生活をテコにするあたり、窮余の策とも思われる。
 暴力団徹底追放に、もとより異論などない。協力するのが市民の務めでもあろう。しかし、自粛するあまりに、流行歌の題材まで考え直すとなると、タタラを踏む。流れ者、はぐれ者を主人公にして、男の生きざまや孤独、美学を歌っても、それが暴力団を礼賛するとは思わない。過剰な反応はいかがなものだろう?