2011年11月その他1

2012年1月11日更新


いっぽんの松

いっぽんの松

作詞:喜多條忠
作曲:船村徹
唄:千 昌夫

 3月、陸前高田で1本だけ防潮林の松が残った。350年前に植えられたものが、あの東日本大震災に耐えた。そのニュースに胸うたれた船村徹が「書いてみないか」と、喜多條忠に作詞を促す。出来上がった作品に「是非!」と名乗りを上げたのが千 ...という順番。
 松は復旧復興のシンボルになり、この歌は東北の人々の再起を、後押しする祈りに通じるのだろう。ゆったりめの抒情的な曲を、千は上を向いて、明るめに歌っている。彼の歌声に色濃い東北の匂いが、北国の人々の粘り強い生き方を示すようにも聴こえる。