2012年4月その他2

2012年7月4日更新


倖せの花

倖せの花

作詞:麻こよみ
作曲:伊藤雪彦
唄:三代沙也可

 「泣いた過去」を「いろいろあります ありました」と女主人公が独白する。それでも夢だけは失くさずに来て今日がある。タイトルにもなった「倖せの花」は、この手で、信じて、明日に咲かせる...と、各コーラスの末尾で決意表明だ。
 麻こよみが書いた主人公は、自力本願。がんばっていればきっと、いいことがある...と近ごろあちこちで言い交わされる考え方が軸。だからだろうか、伊藤雪彦は明るく、気分よさそうな曲をつけて応じた。三代はそれを、まるで自分のことのように、つつましげに歌った。