2013年2月のマンスリーニュース

2013年5月27日更新


影山時則が頑張っているなァ

 作詞家の役割は、歌手にどういうドラマを提供できるかに尽きる。一方作曲家は、歌手の歌声のどういう魅力を生かすかを、役割の一つとする。作詞家は論理的で、作曲家は感性をその武器とすることになろうか。
 若草恵は名うての編曲家から作曲家に転進、天道よしみの曲でその双方に通じる仕事をする。弦哲也と岡千秋は、歌手時代の感性を歌づくりに生かして妙。影山時則も歌手出身、三門忠司、岡ゆう子の曲で〝歌う側の快感〟のツボを生かしているところが頼もしい。