2013年3月のマンスリーニュース

2013年6月1日更新


大石、冠の冒険をよしとする

 歌手がそれまでのイメージをがらりと変える。新境地開拓である。売れ線を離れてでも、頑張ってみたい時期が来たのか、それにふさわしい作品が出来たせいか。結果「歌っているのは誰?」という意表の衝き方が生まれる。聞く側の反応は聞き手任せだが、いい方向へ転がるように...の祈りが、その陰にあろう。今回で言えば大石まどか、冠二郎の作品にそんな試みが顕著だ。冒険は時に流行歌の流れを変える可能性を持つ。二作品の今後を見守りたい。