2013年4月のマンスリーニュース

2013年7月10日更新


弦哲也の挑戦の胸中を思うべし

 歌謡曲・演歌の狭い道幅(なぜか皆がそう思い込んでいる)を通り抜け、ヒットにつなげるために、歌書きたちは手を替え品を替え、工夫をこらす。今回それが目立つのは弦哲也で、北山たけし用演歌、千葉一夫用演歌で、微妙な手口の変化を示し、松原健之には大きめのハードルを越えさせた。ことに松原ものは、曲先の仕事でプロデューサー感覚まであらわにしている。作詞家たちの着想の狭さに飽き足りぬ無言の抵抗か? 作詞家もこの辺で大いに奮起せねばなるまい。