2013年6月のマンスリーニュース

2013年10月22日更新


香西と田久保の「技」に拍手!

 この間、MC通信の対談で、久しぶりに香西かおりと話したら「技」という単語が何度も出て来た。歌手になって二五年、ずっと追求してきたテーマらしいが、歌にそれが、あからさまでないことに好感を持つ。能ある鷹は爪を隠すのだ。作詞家は着想からスタート、それなりの完成度を目指す。せっかくのアイデアも、思いつき止まりでは底が浅くなる。田久保真見が、北島三郎の『百年の蝉』で見せた手際も、いってみれば「技」で、さらっと書いたように聞こえる妙味がある。