
あぁ竜飛崎
作詞:八嶋龍仙作曲:村沢良介
唄:木原たけし

歌がのびのびと、深い山々をわたる風のように響く。木原の民謡調の声味が、巧みに生かされている結果か。ことに「アカサタナ...」の母音に、ひなびた開放感があり「イキシチニ...」にあたる部分に、思いのたけが乗る。声と節で聞かせるタイプの歌手だろうが、歌詞の言葉ひとつひとつがしっかりと地に足ついていて、歌い流れないところがいい。律儀さが説得力につながっていようか。
作曲・村沢良介が、いい仕事をしている。ワンコーラス七行の詞の六行分でメリハリを終え、最後の一行分のオマケが小気味いい。
