
江ノ島ひとり
作詞:志賀大介作曲:伊藤雪彦
唄:三代沙也可>

意表を衝くのが小金沢作品なら、こちらは定番の世界に徹しようとする。鎌倉に住む男へ、江ノ島の女が一途な思いを訴える、小道具は七里ケ浜、腰越、切り通し、弁天さまなど。
そう来るだろうな...と待ち構えるところへ、その通りの詞と曲(志賀大介、伊藤雪彦)が来るが、きちんと盛り上がって破綻がない、両ベテランのいかにもいかにも...の仕事ぶり。
三代の歌も、ブンチャブンチャのリズムに乗って、それらしい仕上げ方。泣き節だが声味があたたかで、人柄まで聞こえる気がした。
