2014年3月のマンスリーニュース

2014年6月21日更新


春4月、それぞれの踏ん張り方

 作品とのめぐり合わせか、歌手としての潮の満ち方か、いずれにしろ気合いの入った歌というのは、快いものだ。これが運とかツキとかいう代物、つまり時代とも出会えたら、手応えのあるヒットにつながるだろう。
 小金沢昇司の歌には、作品に乗った意気込みを感じたし、五木ひろしの歌からは、彼流を極めようとする気合いが聞こえた。大ヒットの余勢が福田こうへいを生き生きとさせ、戸川よし乃のすずめシリーズ3作を書いた岡千秋は、違うもので行こうとする熱意が強い。