2014年8月のマンスリーニュース

2014年10月29日更新


発想の「枠」を壊した歌づくりを!

 山内惠介の『恋の手本』と北原ミレイの『北の母子船』が、意表を衝いて新鮮だ。前者が芝居の劇中歌、後者がアルバムからのシングルカットなのがミソ。北島・北山父子の『路遥か』は私生活の延長の歌づくり。多岐川舞子は声を鍛え直した成果を『霧の城』で聞かせる。発端は何であれ、シングル企画の枠組みを突破できてこその刺激性だろう。歌づくりに肝要なのは・いつも通り・の発想を自ら、どう壊せるかの冒険心。はやり歌の賑いのもとはそこにあると思うが、どうだろう?