
夕陽しぼり坂
作詞:喜多條忠作曲:西つよし
唄:大石まどか

この人は東芝EMI時代、歌謡曲を集中して歌った。しかし、時に利あらずで、コロムビアに移籍、演歌を軸にしぼり直した経緯を持つ。昨今、歌の流れは歌謡曲にふくらんで来て、彼女は再びそれに添おうとする。大きなうねりを生きての歌手生活24年めということになるか。
喜多條忠の詞7行分を二つのブロックに分けて、西つよしの曲がいかにも、いかにも。石倉重信の編曲はエレキギターを前面に出した。前作『居酒屋「津軽」』が好評だったのに乗じて、"その気"のスタッフが強気だ。
