2015年5月のマンスリーニュース

2015年5月1日更新


昭和テイストの魅力と意味

 今月の歌を聞いて、強く感じたのはメロディーの昭和テイストへの回帰。演歌の味っけも歌謡曲寄りだ。もともと流行歌は、GS、フォーク、ポップスの台頭までは、歌謡曲と呼ばれていて、新勢力の対極として「演歌」にせばめられた経緯がある。
 昭和の歌の魅力は、芯が明るくおおらかな楽しさ。昨今それが戻った背景は、演歌の類型化と、世相のあてどなさ、ただならなさで、重苦しさが嫌われてのことか。やはり歌は、世につれていくものなのだろう。