2015年6月その他2

2015年6月1日更新


花火師かたぎ

花火師かたぎ

作詞:もず唱平
作曲:船村徹
唄:鏡五郎
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 そりゃあ鏡五郎の歌にも気合が入るはずだ。もともと彼は古い船村徹門下生。それがずいぶん久しぶりに、師匠から声がかかった。スタジオで、武者ぶるいをしたかも知れない。
 それがありありなのは、歌い出しの歌詞1行分と、歌い納めの「花火師かたぎ...」の歌唱。ここで鏡は、熟年の自分の気概と花火師のそれとを重ね合わせた気配がある。
 もず唱平の詞5行3コーラスの随所に、船村メロディー"らしさ"が顔を出す。それを鏡の歌がていねいに辿る。演技派ふうに何でもござれの彼の歌が、今回は珍しく生一本になった。