2015年7月のマンスリーニュース

2015年9月14日更新


新感覚派も守旧派も、なかなかだぜ

 田久保真見と幸耕平はそれぞれ、演歌を書くと"新感覚派"の趣きを持つ。歌書きとしての感覚や生理が、シャープさとリズム感に生きるのだ。そんな大月みやこの新曲に対して、三門忠司の新曲を書いた志賀大介や岡千秋は、いわば"守旧派"。こちらも歌書きとしての生まれや育ちが、そんな美意識で表れる。今月はそういう4人が2組になって、いかにもそれらしい歌を作った。新しい工夫もいいし、手練の技もいいと拍手しながら、俺は一体どっち派だろう?と自問した。