2016年5月のマンスリーニュース

2016年6月23日更新


いい歌が出揃った。こう来なくちゃ!

 6月、なかなかの作品が揃って、聴いていて気分がいい。作詞、作曲家の仕事ぶりや歌手の個性の生き方がポイントだ。
 詞は吉田旺の推敲の痕跡が好ましく、たきのえいじのこのところの変化が頼もしい。曲は相変わらず弦哲也の打率が高く、歌では長山洋子がそれなりの境地に到達、作品によって川野夏美の進境が目立つ。チェウニ、清水博正、ジェロが独自性を示し、水沢明美の声味も類を見ない。低迷傾向が長い歌世界だが、突破口はやはり"いい歌"でしかあるまい。