2016年7月その他1

2016年8月19日更新


木曽川みれん

木曽川みれん

作詞:坂口照幸
作曲:水森英夫
唄:水田竜子
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 ひょいと聞いての感想は、股旅ものか、民謡調か...になる。詞、曲、歌がどこかひなびて、のどかに聞こえるせいだ。ところが内容が、逢えぬ男を木曽路に追う女の、未練唄だから面白い。
 坂口照幸の詞は、彼の顔が見えるくらいにコツコツと、地名に女心をからませる。水森英夫の曲は例によって、のびのび歌わせるタイプ。その辺をうまい具合に、水田竜子が声と節で乗り切った。
 彼女はいつも、制作側の狙いに寄り添い、歌を時流に合わせて来た。これも才能だろう。