2016年12月その他2

2017年1月23日更新


津軽のブルース

津軽のブルース

作詞:志賀大介
作曲:新倉武
唄:山本謙司
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 こちらも津軽もの。民謡調ならお手のものの山本が、案に相違の歌謡曲、それもブルースと来た。もっとも、瀬口の大変身とは違い、こちらは趣向を変えての企画。あれもこれもOK...の幅を聞かせる一作だ。
 志賀大介の詞からして、訛っている。「こごさ流れて」だの「春は花っこ」だの。そうしなくてもいいくらい、山本の言葉も歌唱も訛っている。ものがブルースになっても、津軽民謡で一家を成す彼の、持ち味ばかりは変わらないし、変える気もない。歌手にはそれぞれ・歌の在所・があるものだ。