2017年2月その他1

2017年3月31日更新


紅ひとり

紅ひとり

作詞:田久保真見
作曲:幸耕平
唄:大月みやこ
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 最近は演歌の本格派ふうにも手を染めるが、作曲家幸耕平が書くものは、やはりこのタイプが本線だろう。リズム感が快く、それに哀感そこそこのメロディーがあって、コーラスでやれば、これはムード歌謡だ。
 大月は軽く、委細承知!の歌に仕立てる。幸とのコンビでは以前『乱れ花』がヒットしていて、あ・うんの呼吸がありそう。
男を待ってひとり紅をひく女の心境のスケッチ。鏡の中の自分に「これでいいの?」と聞く詞は田久保真見。三者とも感情移入さらりと薄めで、安心して聞ける味をよしとするか。