2017年6月その他1

2017年7月27日更新


風笛の町

風笛の町

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋
唄:北野まち子
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 北野まち子と岡千秋の縁は長い。彼の作品『包丁一代』のコンテストでプロになったのだから、ほぼ30年近く。その間断続的に岡が曲を書いている。北野のいいところを知り尽くしているはずだ。それが―。
 今回は何もさせない曲を書いた。歌唱をごくシンプルに、メロディーの哀感そのものを生かす作戦。それがご時勢流の〝はやり歌〟と捉え、北野の声味を生かす算段でもある。
 曲と南郷達也の編曲が風景を見せ、たたずむ女の心情を、作詞の麻こよみがシンプルに描く。風の音に淋しさを託した。