
恋歌酒場
作詞:阿久悠作曲:徳久広司
唄:五木ひろし

昨年が没後10年だった阿久悠の未発表作に徳久が曲をつけた。この詩を選んだ時、徳久には曲のイメージが浮かび、それを越えようとしたろうか。
阿久の原詞は2行2行5行の9行が1コーラス。それを徳久は2行2行3行の7行体裁の曲にしている。サビ2行めの前半を1行めにつなぎ、後半をその次の行の頭におき、最後の原詞2行分を1行にまとめた。
結果「恋歌よ恋歌よ」が痛切に響き、大詰めがよりドラマチックになる。酒場歌が実は時代の挽歌であることが明白になった。
