2色のふるさとソングを聴く
流行歌に叙情的おおらかさを持ち込む材料の一つは〝ふるさともの〟だろう。四季を語れるし人生を語れるうえ、歌い手の出自と重ね合わせる手も使える。
今月、そんなスケールを聞かせたのは、大月みやこ、真木柚布子、石原詢子ら。逆にあっけらかんと楽しげに、ふるさとを歌ってみせたのは山川豊で、作曲家徳久広司の逆目を狙ったアイデアか。
初夏の周年企画、チマチマした恋愛沙汰ソングに、作り手が一段落したい気分も判る気がする。
2018年4月のマンスリーニュース
2018年5月29日更新2色のふるさとソングを聴く
流行歌に叙情的おおらかさを持ち込む材料の一つは〝ふるさともの〟だろう。四季を語れるし人生を語れるうえ、歌い手の出自と重ね合わせる手も使える。
今月、そんなスケールを聞かせたのは、大月みやこ、真木柚布子、石原詢子ら。逆にあっけらかんと楽しげに、ふるさとを歌ってみせたのは山川豊で、作曲家徳久広司の逆目を狙ったアイデアか。
初夏の周年企画、チマチマした恋愛沙汰ソングに、作り手が一段落したい気分も判る気がする。