
夢落葉
作詞:里村龍一作曲:岡千秋
唄:秋岡秀治

〽古い酒場の赤ちょうちんが、おいでおいでと手まねきしてる...この作品の3番にあるフレーズ。作詞した里村龍一は、今夜もそんな気分で飲んでいるのだろうか? あいつは酒の歌を書かせたら一流だと僕は思う。
言動粗野、毀誉褒貶の毀だらけの男だが、時々「えっ?」と驚くような詞を書く。その孤独さが見逃せなくて、長いつきあいが続いている。作曲した岡千秋ともども、漁港型の不良か。
いい詞と曲を貰って、秋岡秀治はすっかり〝その気〟だ。低音響かせ、高音を渋めにしぼって、群れにはぐれた男心を懸命に演じた。
