2011年6月のマンスリーニュース

2011年8月2日更新


〝おもんばかり〟路線に一言

  『明日を信じて』『灯』『ねぶた』『春遠からじ』などのタイトルが並ぶ。東日本大震災を体験して、歌づくりがそれなりの流れを作ってのことか。あの日以後、NHKをはじめとする放送メディアは、新・旧作を問わず、極端なまでに歌詞チェックをした。結果、歌えない作品が増え、それが具体的な分だけ、歌の制作現場をより慎重にさせている。余波は新作の歌詞の、ドラマの書き込み不足に現われる。作品の底が浅くなるのが、新しい気がかりになった。