新歩道橋1144回
「花魁」と書けるかな? と思い、やっぱり不安になって辞書をひいた。「おいらん」の表示だが、その思い切り派手な衣装を着た丘みどりが、視線をじっとこちらに投げている。「椿姫咲いた」のジャケット、タイトルもインパクトが強い。 《ふむ、勢いに乗っての異色作か…》 と合点しながら、歌詞カードを見・・・
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流行歌の分断、細分化は平和だった日々の証か
殻を打ち破れ252回 ≪そうか、年齢が年齢だものな。長いこと得意にして来た“張り歌”から穏やかめの“語り歌”に移行する気配がある…≫ 友人の新田晃也から届いた新曲を聴いてニヤニヤする。『旅の灯り』と『さすらい雲』の2曲。ここ何曲か作詞家石原信一のものが続いていたが、今作は本人の作詞、・・・
新歩道橋1143回
作詞家もず唱平は沖縄に居る。当初は大阪が寒いうちだけと言っていたが、昨今はどっぷりあちらで、活動の拠点とした気配だ。昨年の秋「沖縄発ニューレーベル」を標榜する会社UTADAMAMUSICが生まれた。第一作がもずが作詞した「さっちゃんの聴診器」で、弟子の高橋樺子が歌って今年1月の発売。・・・
新歩道橋1142回
《結局、俺は「酒」が好きだった訳じゃないんだ》 と、今さらながら気がついた。スポーツニッポン新聞社勤めからその後の雑文屋ぐらしは、月曜から金曜まで、仕事先の方々や仲間内と、毎晩酒を飲んでいた。それがここ3年ほどのコロナ自粛である。加齢による不具合があちこちに出て来て、外出、外食も控え・・・