2011年7月のマンスリーニュース

2011年8月31日更新


徳久広司がいい仕事をしている

 近ごろの徳久広司は、ちょいとしたパルチザンである。めっきり多作でしかも作風が多様、ここかと思えばまたあちらの歌づくりで、実に遊撃隊ふうな仕事ぶりだ。そのうえなかなかに、完成度のアベレージが高い。
 今回も、西方裕之に演歌、チャン・ウンスクにムード歌謡を書き、瀬口侑希には妖しの世界を作っている。6月20日、美空ひばりの23回忌法要でばったり会い「いいねえ、ここんとこ」と声を掛けたら「いやあ、とてもとても...」と、手をひらひらさせて消えて行った。