2015年12月のマンスリーニュース

2016年1月26日更新


歌詞に面白み、少数精鋭かい?

 田久保真見は特異な作詞家。時にドキッと胸を衝かれる詞を書く。今回もそうだが、作り出すドラマを見据えている、鋭い視線と表現が得難い。原文彦は以前、美川憲一に書いた歌の「こおろぎみたいに女は泣いた」というフレーズに魅せられた人。たきのえいじは詞がカラフルになったのが、頼もしい。とかく彼の詞は墨絵ぼかしに静かだった。僕の棲みか逗子の葉山が歌になったせいだけではないが、志賀大介のベテランの遊び心も楽しい。作詞が頑張れば、作曲する側もみんな弾むものだ。