2014年4月のマンスリーニュース

2014年7月20日更新


ま、少々安直な気がするが...

 「越前」「越佐海峡」「忍野八海」「木次線」「濃尾」...。失意の女主人公が今居る場所である。今回の10曲のうち5曲までが、そんな地方色探しの産物になった。女ひとり旅の心情は、相場が決まっていて、さしたる変化は作れない。耐えてしのんで振り切って、あるいは振り切れぬまま、明日に向かう。その目先を変える小道具が地名なのだ。作詞家はあれこれ資料をあさるのだろう。そんな歌を聞きながら、こまめに日本の地図を辿れば、歌好きたちはちょいとした旅上手になろうか!?