
わすれ花
作詞:喜多條忠作曲:弦哲也
唄:香西かおり

〽ひとりになった淋しさは、たとえば冬の桜花...と、女主人公が孤独を見据え、やがて〽人は別れた時に、自分の本当の姿が見える...という境地にいたる詞は喜多條忠、9行詞2ハーフに呼応した弦哲也の曲、萩田光雄の編曲が、香西かおりのために三位一体だ。
歌手には我慢が強いられるメロディー。穏やかに寂しげに、前半から中盤までをしっかり語って、結びの2行分を一気の昂揚で決める。情感の持続を試されてもいようか。
節目の記念曲だから...の冒険。それに止めずこのタイプは、年に一発くらいこの人で聴きたい。
