小西良太郎のカラオケ談義

2010年8月27日更新


森サカエ50周年、昭和を歌い尽くすか!

殻を打ち破れ 第104回  司会・荒木おさむの曲紹介は、相変わらずの名調子。それに背中を押されて颯爽と…とばかり、登場するはずの彼女だったが、違った。案に相違の森サカエは、舞台中央へ足を引きずりながら、ソロリソロリである。6月12日夜、グランドプリンスホテル赤坂のクリスタルパレス。作曲家・・・

「後ろ向きの美学」を悼む

殻を打ち破れ 第103回  荒木とよひさの仕事を「当代切っての女心ソングの書き手」と評したことがある。 「それじゃ、俺はどうなるのよ!」 酔余、吉岡治が口をとがらせたのには閉口した。『さざんかの宿』『細雪』『天城越え』と、女心を描破した実績に応分の自負があるのだろう。 「誰が一番とは言っ・・・