小西良太郎のカラオケ談義

2017年4月29日更新


船村徹葬送、歌の符合の凄さを知る!

殻を打ち破れ184回  作曲家船村徹の訃報が伝わった2月17日夜、遺体が安置された神奈川・辻堂の自宅へ、作詞家池田充男が飛び込んで来た。周囲があっけに取られるくらい、あわてふためいている。低頭の理由は1年前に、鳥羽一郎のために書いた詞。  ♪嘆くな泣くな わが妻よ いとし子よ わかれてゆ・・・

『海峡の春』は遠かったか!

殻を打ち破れ183回  「小池劇場」とやらの賑いが止まらない。東京の千代田区長選など、小池都知事が後押しをした現職がトリプル・スコアで圧勝した。7月の都議選が大変になる。自民党ボス内田茂氏は引退に追い込まれたと、スポーツ新聞までが大騒ぎだ。  ♪漁師に生まれて よかったね~  脈絡もなく・・・

合縁奇縁、八代の「JAMAAS」

殻を打ち破れ182回  モンゴルと日本の友好関係は、よく判っているつもりだ。民間レベルでも大相撲で活躍する力士は多いし、『北国の春』をはじめ、こちらの流行歌があちらで愛されてもいる。  そこへ、八代亜紀の『JAMAAS 真実はふたつ』である。何でまた今時、何やら深遠なテーマの歌を...と・・・

君は『人生(ブルース)』を聞いたか?

殻を打ち破れ181回  母親が男を追って家を出た。捨てて行かれた娘から見れば、相手は父とも呼べぬどうしようもない奴だった。氷雨降る日に彼女は、そんな母を思い出す。別れた町角、娘は出奔する母をそこまで追ったのだろうか?  長保有紀が、キャラと声味に似合いのいい作品をもらった。『人生(ブルー・・・

鳥羽・山川兄弟の「男気」

殻を打ち破れ180回  ≪ほう、それを歌うかね...≫  山川豊が挙げた曲目『希望(のぞみ)』に強い興味を持った。作曲家船村徹が刑務所慰問用に作詞、作曲、無性に沁みる歌唱で、女囚たちを泣かせる歌だ。大勢の弟子たちもあれは師匠の持ち歌...と、敬意を表してかあまり歌わない。それを山川が取り・・・

ヨシノブ、未樹に潮は満ちて来たのか?

殻を打ち破れ179回  「10周年です。親爺さん、よろしくお願いします」  という、筆文字の走り書きつきで、松川未樹のアルバムが届いた。送り主はワークス・ディ・シィの大野佶延社長、北島三郎の実弟で松川の所属プロのボス、プロデューサーも兼ねる。  ≪おやじさん...なぁ≫  僕は彼の顔を思・・・

伍代が船村作品をゲットしたぞ!

殻を打ち破れ178回  一年先の話は鬼が笑うなんていい方は、もう昔のこと。何しろこのごろの日本は、四年も先の東京オリンピックに浮かれているんだもの...と思っていた。そんな矢先に、来年の話をしたのが伍代夏子で、観客が大笑いした。来年といっても1月に発売する新曲『肱川あらし』のことだから、・・・

三井と日高の友情に拍手を!

殻を打ち破れ177回  友人に三井健生という男がいる。イケメン・スターの山内惠介を筆頭に、大勢の歌手を抱えるプロダクション、三井エージェンシーの社長で、僕らのお遊び仲間"仲町会"のメンバー。音楽事業者協会傘下の大手プロダクションが、いつのころからか歌手よりも俳優やお笑い芸人中心のビジネス・・・

夏一夜、長編歌謡浪曲に酔う!

殻を打ち破れ176回  ≪へぇ、22分もの歌謡浪曲を作曲して、そのデモを弦哲也が全部歌ったってか...≫  中村美律子と話していて、僕はかなり驚いた。彼女の30周年記念の長編『無法松の恋~松五郎と吉岡夫人~』についてだが、このヒットメーカーの仕事ぶりは、実に何とも半端ではない。挿入歌を書・・・

友あり!55周年記念曲が届く

殻を打ち破れ175回  新作のCDは、歌い手本人から届いた。差し出し人欄に、あの懐かしいサイン書体で「新川二朗」とある。今年がデビュー55周年の節目。記念曲が『泣かせ酒』(仁井谷俊也作詞・水森英夫作曲・伊戸のりお編曲)でパーティーもやると言う。  便箋の走り書きは「御無沙汰致しております・・・