小西良太郎のカラオケ談義

2015年4月26日更新


二代目たちも踏ん張っている!

殻を打ち破れ160回  たまたまだが、同じミニアルバムを二人から貰った。  「聞いてみてよ」  テレ加減の微笑で手渡したのは、シンガーソングライターの有近真澄。似たような文面の手紙つきで、送り届けて来たのは作詞家の真名杏樹だ。二人とも年下の友人で、つき合いは親密でかなり長い。アルバムに収・・・

日高正人の「下手ウマ」を褒める!

殻を打ち破れ159回  「別に声がいい訳でも、節回しが上手い訳でもない。イケメンっぽかったのは昔々の話で、もう70才に手が届くはず。そろそろ退き際を考えろと言ってるのに、まだ歌うと言い募る。おつき合い頂く皆さんも、こうなるとくされ縁のはずで...」  無名の大歌手・日高正人のショーなどで・・・

紅い餅・本間由里・石狩挽歌

殻を打ち破れ158回  大晦日、ドカドカとやって来た客が、ドカドカと帰る。葉山の海の夕陽に乾杯!の趣向が「ゆく年くる年」の途中まで続いたのだから、みな相当に酔っていた。静かになったから、餅を少し焼く。大きめの蒲鉾みたいな奴を薄く切って、面倒だからチンする。なぜか紅色の餅がぷくんとふくれて・・・

新年、歌づくりの変化に期待しよう!

殻を打ち破れ157回  「賞なんてものは、生涯無縁だと思ってたんだけどね...」  語尾でニヤッと笑ったから、シャレかと思った。"賞"と"生涯"のショウである。日本レコード大賞の作詩賞を受賞した喜多條忠。受賞作が『愛鍵』で発売当初「今度は当て字か」と、どこかに書いた記憶が僕にあった。歌っ・・・

追悼中川博之、美川の新曲を聴く。

殻を打ち破れ156回 11月11日、東京は時々小雨、気温が15度を切った冬日に、中川博之が納骨された。墓所は青山・梅窓院。ムード歌謡で一時代を作った彼に似合いか、盛り場の一隅にある有名な寺で、取り仕切ったのは夫人で作詞家の髙畠じゅん子。  その中川の遺作が新譜として出た。美川憲一の『雨が・・・

パルチザン徳久の技と本線を聞く!

殻を打ち破れ155回   島津悦子の新曲『惚れたのさ』を聞いて、  ≪ほほう!≫  になった。やくざ唄みたいに骨太のメロディーを、ザックリ歌ってなかなかである。彼女にとって、これが初めての男唄と知って、また、  ≪ほほう...≫  になる。パーティーなどで出会うと「こぶさたして・・・

たまらんね、池田充男の艶と技

殻を打ち破れ150回  「いいのが出来たよ。船村(徹)先生なの」  パーティーの出会い頭で、作詞家の池田充男が相好を崩す。大月みやこの新曲らしい。僕はその場でキングレコードの幹部をつかまえ、  「聞かせてよ、早く。テスト盤を自宅へ。な!」  と、段取りをつける。日ならずして届くのが『霧笛・・・

日野・若草の穏やかな世界もいいぞ!

殻を打ち破れ149回 猛暑、酷暑、烈暑...なんて字を並べてみる。日本の季節はどうかなっちまったみたいで、まるで亜熱帯の日々。暑いだけではなく、各地に大雨の被害が続出、死者まで出ているのだからこの年で、生き延びている分だけ有難いと思うしかないか。  そんな深夜、新着のCDを聞く。日野美歌・・・

福田こうへいを研究したぞ!

殻を打ち破れ148回 「一度ナマを見ておいて下さいよ。チケット完売だけど、席は用意します」  キングのプロデューサー古川健仁からの誘いに「そりゃ大変だ!」と出かけた。6月26日午後の浅草公会堂。福田こうへいのコンサートだが、午前の部も含めて、なるほど大変な盛況。今が旬の勢いを絵に書いたよ・・・

登ちゃんが『孫が来る!』で泣いた。

殻を打ち破れ147回 ♪漁師に生まれて よかったね...  『海峡の春』という曲の一番、三番の歌い締めのフレーズ。岡千秋の歌がここへ来ると必ず会場から共感のどよめきが起こる。北海道の鹿部。人口5000の漁師町の人々は、この作品を"わが歌"と受け止めているのだ。  星野哲郎の作詞。彼はこの・・・